世界初のM.2 2280 SSD簡易水冷GD120S その実力は?

TEAM GROUPのゲーミングブランドであるT-FORCEは、M.2 PCIe 5.0 SSDフルスピード動作時の高温化に対応するため、世界初のM.2 2280 SSD用オールインワン型水冷ユニットSIREN GD120Sを発売しました。今回は、T-FORCE SIREN GD120S M.2 2280 SSDの放熱性能検証を行い、GD120Sの冷却実力をより深く理解していただきます!
 

Table of Contents


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T-FORCE SIREN GD120S M.2 2280 SSDオールインワン型水冷ユニットのご紹介


T-FORCE SIREN GD120Sは、世界初のM.2 2280 SSD専用オールインワン型水冷ユニットです。M.2 SATA / PCIe 3.0 / PCIe 4.0のすべてのM.2 2280 SSDに対応します。

今回はSIREN GD120Sの冷却性能を最大限に引き出すには、高発熱のPCIe 5.0 SSDと組み合わせることで、SIREN GD120Sオールインワン型水冷ユニットの威力をさらに体感していただきたいです。

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また、T-FORCEはCPUとSSD両対応の簡易水冷T-FORCE SIREN DUO360 ARGB CPU & SSDも発表しました。興味がある方は「どうする?PCIe Gen5 SSDの高温を解決方法」と「T-FORCE SIREN DUO360 ARGB CPU & SSD簡易水冷の取付け方は?ウォーターブロック一つと二つの取り付けの違いは?」この2記事をご覧ください。

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世界初のM.2 2280 SSDオールインワン型水冷ユニットの動作原理


T-FORCE SIREN GD120Sと他の水冷ユニットの違いは、SIREN GD120SがM.2 2280 SSD専用に設計されたオールインワン水冷ユニットであることです。

今回発表されたSIREN GD120Sは、アルミニウム合金製デュアルチューブ水冷ヘッドと2層放熱シールを備えており、SSDメモリコントローラとフラッシュメモリを銅ベースのクーラーにしっかりと付着させることができます。さらに120 mmサイズの水冷ラジエーターと120 mm ARGBファンがM.2 SSDの高負荷により発生する高温を素早く追い出します。

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放熱性能試験


今回は、T-FORCE SIREN GD120S M.2 2280 SSDオールインワン型水冷ユニットとT-FORCE CARDEA Z540 M.2 PCIe SSD 2TB(PCIe 5.0 x4インターフェイス)を使用して検証してみました。グラフを通じてSIREN GD120Sの放熱性能を向上させることをより理解できます。

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今回はヒートシンクなし構成、マザーボードヒートシンク付き構成、GD120S付き構成の3種類の構成で温度テストを行いました。

テストは、スタンバイ状態で5分間待機させ、CrystalDiskMark 8.0.4ソフトウェアファイル(サイズは1GiBに設定)を5回実行し、HWiNFO64ソフトウェアを使用してスタンバイ温度と最大使用時温度を計測しました。

T-FORCE SIREN GD120S M.2 2280 SSDオールインワン型水冷ユニットについては、SIREN GD120Sの最強の放熱性能を示すため、PUMPとFANを手動でフル回転に設定しました。
 
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ヒートシンク非装着時の温度検証


ヒートシンクを装着していない場合、T-FORCE CARDEA Z540は、5分間のスタンバイで最高温度59 °Cを計測しましたが、これは時間の経過とともにさらに上昇すると思われます。CrystalDiskMarkテストでは、最高温度は85 °Cに達し、これは明らかにオーバーヒートであり、Z540は過熱でパフォーマンスが20%以下に減速しました。
 

マザーボードヒートシンク装着時の温度検証


マザーボードヒートシンクを使用した場合、T-FORCE CARDEA Z540は5分間のスタンバイ時に最高温度43℃を計測し、マザーボードヒートシンクを使用したCrystalDiskMarkテストでは最高温度80℃を計測しました。 テスト中の過熱による速度の低下はありませんでしたが、長期的にはSSDの寿命には不安があります。
 

SIREN GD120S装着時の温度検証


T-FORCE SIREN GD120S M.2 2280 SSDオールインワン型水冷ユニットは、スタンバイ時に最高温度26℃を計測し、テストを行ったオフィスの空調とほぼ同じ温度です。CrystalDiskMarkテストでは、最高温度が43℃を計測しました。これはマザーボードヒートシンクを取り付けた状態でのスタンバイ温度とほぼ同じです。

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結論


今回は、T-FORCE SIREN GD120S M.2 2280 SSDオールインワン水冷ユニットとT-FORCE CARDEA Z540 M.2 SSDの温度計測結果をご紹介しました。 負荷テスト中のSIREN GD120Sの温度は、過熱された85℃から冷却された43℃まで効果的に低下させることができ、スタンバイ温度は26℃を計測し、空調の効いたオフィスとほぼ同じであることがわかります。

PCIe 5.0 x4 M.2 SSDの動作温度は確かに高いですが、T-FORCE SIREN GD120S M.2 2280 SSDオールインワン水冷ユニットを使用すれば、放熱効果が最適化され、長期的に見れば、より低い温度でSSDの寿命を大幅に延ばすことができます!
 
| 取付けに関する注意事項 |

モーターPUMPのDC 3-PinとファンのPWM 4-Pinをマザーボードスロットに接続すると、PCの電源を入れたら正常に動作します。ファンに個性的なARGB照明効果を持たせたい場合は、ファンの5V 3-Pin ARGBを忘れずに接続してください。また、ARGBコネクタを12V 4ピンRGBスロットに差し込まないようにご注意ください!

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