水冷CPUクーラーは空冷よりも優秀ですか? CPUクーラーを購入する際に、理解すべき知識があります
パソコンの中でCPUクーラーは欠かせないパーツとなり、CPUの熱を排出するために使用されます。基本的に、CPUを購入するときは、INTELまたはAMD、どちらにでもCPUクーラーが付属されています。そうすると別売りのCPUクーラーを買う必要があるのでしょうか?水冷CPUクーラーは本当に必要なのでしょうか?

空冷クーラーでは「空気循環」で熱を排出します。トップフロー型、サイドフロー型どちらも、熱はCPUに塗布された熱伝導性に優れた放熱用グリスを通じて、密着しているベースプレートへ送られます。そして、熱は取り付けられたヒートパイプを経由して薄い金属フィンに伝えられ、最後はファンで熱を外へ送り出すという仕組みです。
空気の流れによって熱を排出するため、空冷CPUクーラーの性能はファンのサイズや数、風量にかなり左右されます。そして空冷CPUクーラーのサイズが大きいほど、放熱用の金属フィンが多くなり、放熱面積を拡大することで、放熱効果が向上し高い冷却性能を発揮します。
また、同じCPUクーラーを使用しても、空気の流れによって排熱をしている為、PCケースが大きいほど放熱効果がより高くなります。
空冷クーラーは「トップフロー型」と「サイドフロー型」の二種類に分かれており、CPUに付属されている空冷クーラーは、「トップフロー型」が一般的となります。

Source : https://news.xfastest.com/news/2993/2993/
水冷クーラーでは「水溶液の循環」で熱を排出します。もちろん、放熱ファンも重要な役割として、熱を外へ送り出します。
最初は空冷と同様に、熱はCPUに塗布された放熱グリスを通じて、ベースプレート(水冷ヘッド)へ送られます。そして熱はクーラント液によってチューブ内を流れ、ラジエーターへ運ばれます。最後はラジエーターに取り付けられたファンによって冷やされ、熱を外へ送り出します。冷却した液は水冷ヘッドへ戻り、その循環が繰り返されることによって、高い放熱効果を実現という仕組みです。
次の画像はTEAM GROUP SIREN GD240E ARGB一体型簡易水冷CPUクーラーの仕組みの例です。
水冷CPUクーラーは「簡易水冷型(一体型)」と「本格水冷型(カスタマイズ性)」二種類に分かれています。パーツへフォーカスすると、明らかに「本格水冷型」は組立てるハードルが高く、価格にも差があります。


クーラント液(冷却液)は、水道水ではありません。 カラフルな色で美味しそうに見えますが、化学物質です。ある経験者によりますと(中の人ではありませんよ)、本当に苦いですので、誤飲した場合は医療機関を受診してください。
空冷か水冷かを決める前に、基本的に水冷の方が空冷よりも冷却性能が高いことを知っておきましょう。そして下記の2点を確認する必要があります。
Core TempやHWMonitor等のソフトウェアを使用して、普段PCを使用しているときにCPUのある程度の温度を確認できます。通常の動作温度域は、約40°C〜65°Cとなり、ゲームをプレイしている場合は、動作温度約70°C~85°Cとなります。もし85°Cを超える場合は、冷却能力が追い付いているかどうか、もしくは冷却システムに不具合等があるか、ベースプレート保護の為に張り付けられているシールが剝がされているかどうかを確認しましょう!
普段自分自身が、複数の重い処理やゲームをする、または動画編集等を行うかどうか考えておきましょう。そのような高い負荷の作業を行う場合は、CPUの使用率が高くなり、CPUの温度も上昇します。そのため、より優れた放熱効果を備えた水冷CPUクーラーが必要となります。

PCケース内部のスペースを確認しましょう。「サイドフロー型」の空冷クーラーは高さや幅が在る為、メモリーに干渉してうまく取り付けできなかったり、PCケースの蓋が閉まらなかったりするという状況がよくありますので、注意して下さい。
最高の放熱ソリューションを追求する一方で、予算が限られている場合は、一体型の簡易水冷CPUクーラーをお勧めします。 市場には様々な種類の簡易水冷CPUクーラーがあります。個人の好みに応じて、RGBを光らせてライティングを楽しんだり、もしくは発光させずに味のあるスタイルを楽しんだりする事もできます。TEAM GROUPのSIREN GD240E ARGB簡易水冷CPUクーラーは、水冷ヘッドをモダンミラー仕様で仕上げているので、RGBを発光させない状態でも十分に美しい水冷CPUクーラーとして存在感を放ちます。
CPUクーラーとの相性
CPUクーラーを選ぶときは、まずCPUのソケットがサポートされているかどうかを確認しましょう。CPUソケットに対応していないクーラーを購入してしまったら一大事です。
TEAM GROUPのSIREN GD240E ARGB簡易水冷CPUクーラーを例にとると、製品仕様に、対応するCPUソケットが記載されている為、INTELとAMDのソケットサポート状況を確認する事が出来ます。そのため、CPUの外箱やマザーボードの仕様からソケットを確認し、ご購入を検討されているCPUクーラーがそのソケットに対応しているかどうかを確認しましょう。

普段パソコンでゲームをプレイする、またはマルチタスクを行う方は水冷CPUクーラーをお勧めします。空冷と比べると放熱効果が優れ、冷却ファンの騒音も抑える事が出来ます。
水冷CPUクーラーの中でも簡易水冷型をお勧めします。本格水冷型より非常に取付けやすくなっております。ラジエーターにファンを取り付け、水冷ヘッドやラジエーターを設置し配線をしたら完成です。メンテナンスの部分から見ても、簡易水冷型はクーラント液を補充する必要ありませんので、クーラント液を買う必要なく、水漏れの心配もありません。
今回のご紹介はここまでとなります。もっとよく知りたい部分がありましたらコメント頂けますと幸いです。
ではまた、次回お会いしましょう。

1. 空冷CPUクーラーとは何ですか?
空冷クーラーでは「空気循環」で熱を排出します。トップフロー型、サイドフロー型どちらも、熱はCPUに塗布された熱伝導性に優れた放熱用グリスを通じて、密着しているベースプレートへ送られます。そして、熱は取り付けられたヒートパイプを経由して薄い金属フィンに伝えられ、最後はファンで熱を外へ送り出すという仕組みです。
空気の流れによって熱を排出するため、空冷CPUクーラーの性能はファンのサイズや数、風量にかなり左右されます。そして空冷CPUクーラーのサイズが大きいほど、放熱用の金属フィンが多くなり、放熱面積を拡大することで、放熱効果が向上し高い冷却性能を発揮します。
また、同じCPUクーラーを使用しても、空気の流れによって排熱をしている為、PCケースが大きいほど放熱効果がより高くなります。
空冷クーラーは「トップフロー型」と「サイドフロー型」の二種類に分かれており、CPUに付属されている空冷クーラーは、「トップフロー型」が一般的となります。

Source : https://news.xfastest.com/news/2993/2993/
2. 水冷CPUクーラーは何ですか?
水冷クーラーでは「水溶液の循環」で熱を排出します。もちろん、放熱ファンも重要な役割として、熱を外へ送り出します。
最初は空冷と同様に、熱はCPUに塗布された放熱グリスを通じて、ベースプレート(水冷ヘッド)へ送られます。そして熱はクーラント液によってチューブ内を流れ、ラジエーターへ運ばれます。最後はラジエーターに取り付けられたファンによって冷やされ、熱を外へ送り出します。冷却した液は水冷ヘッドへ戻り、その循環が繰り返されることによって、高い放熱効果を実現という仕組みです。
次の画像はTEAM GROUP SIREN GD240E ARGB一体型簡易水冷CPUクーラーの仕組みの例です。

水冷CPUクーラーは「簡易水冷型(一体型)」と「本格水冷型(カスタマイズ性)」二種類に分かれています。パーツへフォーカスすると、明らかに「本格水冷型」は組立てるハードルが高く、価格にも差があります。


リマインド
クーラント液(冷却液)は、水道水ではありません。 カラフルな色で美味しそうに見えますが、化学物質です。ある経験者によりますと(中の人ではありませんよ)、本当に苦いですので、誤飲した場合は医療機関を受診してください。
3. 空冷と水冷、どちらを購入しますか?
空冷か水冷かを決める前に、基本的に水冷の方が空冷よりも冷却性能が高いことを知っておきましょう。そして下記の2点を確認する必要があります。
1、CPUの平均温度は何度?
Core TempやHWMonitor等のソフトウェアを使用して、普段PCを使用しているときにCPUのある程度の温度を確認できます。通常の動作温度域は、約40°C〜65°Cとなり、ゲームをプレイしている場合は、動作温度約70°C~85°Cとなります。もし85°Cを超える場合は、冷却能力が追い付いているかどうか、もしくは冷却システムに不具合等があるか、ベースプレート保護の為に張り付けられているシールが剝がされているかどうかを確認しましょう!
普段自分自身が、複数の重い処理やゲームをする、または動画編集等を行うかどうか考えておきましょう。そのような高い負荷の作業を行う場合は、CPUの使用率が高くなり、CPUの温度も上昇します。そのため、より優れた放熱効果を備えた水冷CPUクーラーが必要となります。

2、十分な内部スペースや予算
PCケース内部のスペースを確認しましょう。「サイドフロー型」の空冷クーラーは高さや幅が在る為、メモリーに干渉してうまく取り付けできなかったり、PCケースの蓋が閉まらなかったりするという状況がよくありますので、注意して下さい。
最高の放熱ソリューションを追求する一方で、予算が限られている場合は、一体型の簡易水冷CPUクーラーをお勧めします。 市場には様々な種類の簡易水冷CPUクーラーがあります。個人の好みに応じて、RGBを光らせてライティングを楽しんだり、もしくは発光させずに味のあるスタイルを楽しんだりする事もできます。TEAM GROUPのSIREN GD240E ARGB簡易水冷CPUクーラーは、水冷ヘッドをモダンミラー仕様で仕上げているので、RGBを発光させない状態でも十分に美しい水冷CPUクーラーとして存在感を放ちます。
4. 購入前に何か確認必要でしょうか?
CPUクーラーとの相性
CPUクーラーを選ぶときは、まずCPUのソケットがサポートされているかどうかを確認しましょう。CPUソケットに対応していないクーラーを購入してしまったら一大事です。
TEAM GROUPのSIREN GD240E ARGB簡易水冷CPUクーラーを例にとると、製品仕様に、対応するCPUソケットが記載されている為、INTELとAMDのソケットサポート状況を確認する事が出来ます。そのため、CPUの外箱やマザーボードの仕様からソケットを確認し、ご購入を検討されているCPUクーラーがそのソケットに対応しているかどうかを確認しましょう。

結論
普段パソコンでゲームをプレイする、またはマルチタスクを行う方は水冷CPUクーラーをお勧めします。空冷と比べると放熱効果が優れ、冷却ファンの騒音も抑える事が出来ます。
水冷CPUクーラーの中でも簡易水冷型をお勧めします。本格水冷型より非常に取付けやすくなっております。ラジエーターにファンを取り付け、水冷ヘッドやラジエーターを設置し配線をしたら完成です。メンテナンスの部分から見ても、簡易水冷型はクーラント液を補充する必要ありませんので、クーラント液を買う必要なく、水漏れの心配もありません。
今回のご紹介はここまでとなります。もっとよく知りたい部分がありましたらコメント頂けますと幸いです。
ではまた、次回お会いしましょう。
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