なぜメモリが挿さらない? メモリ世代と互換性のクイックガイド
💡 重要ポイント:多くの初心者が気づかない点ですが、世代の異なるメモリの切り欠き(ゴールドフィンガー部分)とマザーボードのメモリスロットは形状が異なります。正しく取り付けるには、同じ世代のメモリとメモリスロットを組み合わせる必要があります!
なぜこれほど独特なデザインなのでしょうか?実は、メモリの切り欠き(ノッチ)の位置を変えることには、誤装着を防ぐための確実な仕組みとしての役割があるのです。世代間で物理的な構造が似ていたとしても、動作電圧や金色の端子(ゴールドフィンガー)の配線・設計は異なっています。切り欠きの位置を変えることで誤った装着を物理的に防ぎ、大切なハードウェアが破損(焼損)してしまうのを未然に防いでいるのです。

Intel構成のPCには、どのメモリを買うべきですか?
Intelシステムにおけるメモリの対応状況はやや複雑です。というのも、600シリーズおよび700シリーズのマザーボードには、DDR4対応モデルとDDR5対応モデルがそれぞれ存在するためです。
以下の比較表をご参照ください。
| マザーボード | メモリ世代 | CPU世代 |
|---|---|---|
| H510 / B560 / Z590 | DDR4 | Intel 10th /11th Gen |
| H610 / B660 / Z690 (DDR4) | DDR4 | Intel 12th / 13th / 14th Gen |
| B760 / Z790 (DDR4) | DDR4 | Intel 12th / 13th / 14th Gen |
| H610 / B660 / Z690 | DDR5 | Intel 12th / 13th / 14th Gen |
| B760 / Z790 | DDR5 | Intel 12th / 13th / 14th Gen |
| H810 / B860 / Z890 | DDR5 | Intel Core Ultra Series 2 |
Intel 600シリーズおよび700シリーズのマザーボードでは、DDR4対応モデルとDDR5対応モデルの両方が展開されているため、購入すべきメモリの種類を素早く判断するには、マザーボードの名称に「DDR4」または「D4」が含まれているかを確認するのが一つの目安です。これらの表記がない場合は、DDR5対応モデルである可能性が高いと言えます。
最も安全かつ確実な方法は、マザーボードのパッケージを確認するか、マザーボードの型番をオンラインで検索し、DDR4とDDR5のどちらのメモリに対応しているかを確認することです。
AMD構成のPCには、どのメモリを買うべきですか?
Intelのシステムと比較すると、AMDではプラットフォームごとに対応するメモリ規格が明確に分かれています。そのため、同一プラットフォーム世代でDDR4対応モデルとDDR5対応モデルが混在することはなく、メモリ選びも比較的シンプルです。
| マザーボード | メモリ世代 | CPU世代 |
|---|---|---|
| A520 / B550 / X570 | DDR4 | Ryzen 3000 / 4000 / 5000 Series |
| A620 / B650 / X670 | DDR5 |
Ryzen 7000 / 8000 / 9000 Series |
| B840 / B850 / X870 | DDR5 | Ryzen 7000 / 8000 / 9000 Series |
まとめ
メモリをマザーボードに正しく取り付けられるかどうかは、「世代の互換性」にかかっています。購入前には、お使いのマザーボードとプロセッサがDDR4とDDR5のどちらのメモリに対応しているかを必ず確認しましょう。「パッケージの確認」「製品名の確認」「オンラインでの仕様検索」という3つのポイントを押さえておけば、互換性がなく取り付けられないメモリを買ってしまうといった失敗を未然に防ぐことができます。

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